もうすぐ冬至。
冬至というと、昼が最も短い日、という感じがしますが・・・。
とう‐じ【冬至】二十四節気の一つ。太陽の黄経が270度に達する時で、北半球では、正午における太陽の高度は一年中で最も低く、また、昼が最も短い。太陽暦では12月21日頃。日南至。冬。夏至。広辞苑第六版より引用
広辞苑にもそんな表現がありますね。
英語では
solstice►n 〔天〕 《太陽の》 至(し)《太陽が赤道から北または南に最も離れた時;⇒SUMMER SOLSTICE, WINTER SOLSTICE》;〔天〕 至点;[fig] 最高点,極点,転換点.[OF<L (sol sun, stit- stito to make stand)]リーダーズ英和辞典第3版より引用
日長のことには触れずに、太陽高度で定義された言葉になっています。
この方がいいんですよ。
「一年で一番昼が短い『期間』」があり、冬至はその期間中の日なんです。
{12/21にはきっとテレビなんかで「今日は一年で昼が一番短い日」というような言葉が飛び交うと思いますが・・・「違うよ」と呟いてください}
この表で、青く塗ったところが「一年で一番昼が短い『期間』」なのです。
黄色い部分は「日の入が最も早い期間」で
赤色の部分は「日の出が最も遅い期間」なのです。
日の出が最も遅いのは一月なんですね。生活実感と一致しますね。
↓過去記事です。似たような内容ですが、
2020年12月14日 (月) 冬至
日の出が少しずつ早くなるころに二月の初めの「立春」がきます。
{立春の日にはテレビで「春が立つというのに今日は寒いですね」などというと思います。実は一年で一番平年気温が低いのが立春のころなんですがね}
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